令和2年度日本ボーイスカウト大阪連盟かわち地区釣り章考査会

 10月25日(日)に淡輪町立会館で釣り章考査会を実施するにあたり、JOFI大阪で作成した「新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドライン」を事前に送付し、確実に実施されるようボーイスカウトかわち地区責任者と数回の打合せを行い、出来る限り少人数で出来れば20人以下と計画していましたが、大阪連盟のなにわ地区が中止を決定されていましたので、ボーイ隊(高校生)12名とベンチャー隊(小学校6年生から中学生)22名の34名が受講にエントリーされたので、当初準備していた教室から一般席もあり、50名が受講できる講堂に変更し実施することになりました。

 9時から受付を開始され、5名の辞退者があり29名が受講となり、引率者リーダや保護者その他来年度から釣り章考査会を計画されている「せんしゅう地区スカウト委員長」も見学のため来られていました。

 9時30分に開会式で本日の講師7名が自己紹介、40分から座学を石川講師が「釣りの基本・安全確保とルールやマナー・つりの楽しさを知る」始まり、「ルアー及びフライフィッシングの知識」は室井講師、ボースカウト独自の「釣り以外で魚を捕らえる方法」小川講師はスカウトに理解してもらうため、前日乗合船で釣りあげたいろいろな魚を持参し、触れさせての講義を行いました。

 田隅講師の「魚2種を捕らえて名前を覚え調理する」この授業もボースカウトとの打合せの時に依頼があり、計画された授業です。釣り独特の用語と危険な魚や持ち帰り保存方法等「釣りの豆知識」を物部講師、最後は大浦講師の「釣りの仕掛け実習」ですが、ボースカウト達がロープで活用している「八の時結び」や「電車結び」ですが、釣り糸はとても細く難しいようでしたが、楽しく受講されていました。

 14時からは淡輪漁港で実釣、午前中受講した内容のとおり、先ず「安全な釣りが出来る」ようライフジャケツトを着用し相互確認後すると共に、講師が一人一人の着用状況を目視しながら不備な所を手直しながら着用させました。

竿とサビキ仕掛けやエサカゴを渡し、仕掛けセットに掛かりましたが針が指に触れたりして、なかなか上手に出来ません少し時間がかかりましたが全員が出来たので、次はエサカゴへアミエビを入れることになりましたが、初めての人が多く釣り場へ落すスカウトが多く、全員が経験するまで総時間は、45分程度かかりやっと実釣となりました。

 今年も、本命の「アジ」の回遊は少なく「イワシ」が直ぐに掛かり始めましたが、生きた魚を正しく手で握ることが大変そうで、針から魚を外すのにひと苦労していました。

「イワシ」「フグ」「チャリコ」「アジ」等、全員が魚とのやり取りを体感することが出来たので、5時15分に全員終了し釣り場の清掃作業を実施し閉会式となりました。

 

 閉会式で甲斐利男スカウト委員長から挨拶とお礼の言葉があり、インストラクターから講評として、受講者全員が魚を釣ることを体感できたこと、釣れた魚の命を大切に考えて持ち帰り食べてもらうこと等を話し、最後に事故もなく、終了できたことを喜び協力してくれたことに感謝しました。

 

インストラクターの一言

ボーイスカウトの前で、話すことに少し慣れてきましたが、受け持ち時間通りに終了することの難しさを感じました。

真剣に話を聞いてくれて有難う。スカウトの皆が魚釣りを好きになって、何処かの波止で一緒に釣り談議が出来る日を頭に浮かべました。