コスモスクエア海浜緑地釣り場の巡視と初心者指導を開始

大阪湾臨港緑地公園等では、近隣住民の方達から釣り人に対して、ゴミ放置や一般公園と隣接している禁止区域での釣が危険である事などの苦情が多く寄せられています。

特にコスモスクエア海浜緑地やかもめ大橋、中央突堤臨海緑地等で釣り人の放置ゴミ等や禁止区域での釣り人が多く、軽犯罪法違反により検挙されている事例も見られています。以前から港湾局も監視員の巡回を実施されていますが、令和3年10月21日に日本釣振興会大阪府支部から一枚の写真が送られてきました。駐車場横の歩道と車道に、はみ出して散乱している釣り人のゴミが放置された写真です。また、令和4年1月31日(月)ABCテレで現状の放映があり、マイクを向けられた一部の釣り人の言葉に唖然としことを覚えています。

このような事例がなくなるように、令和4年2月に日本釣振興会大阪府支部から巡回指導と調査の依頼がJOFI大阪にあり、4月1日に委託契約(詳細は下記委託契約要約)を締結し、釣り解放区内と解放区域以外での釣り人の調査と「南港コスモスクエア海浜緑地で釣りを楽しまれる方へ」と資源保護を目的とした「小型魚再放流のお願い」等のパンフ配布やルールマナーの徹底、自分のゴミの持ち帰り、ライフジャケット着用の重要性説明、併せて解放区内での初心者指導を月1~2回程度実施協力することにしました。

初めて2月20日(日)に事前調査を実施しましたが、まだ寒く釣り人も解放区域内で7名の方が釣りをされ、放置ゴミもナイロン袋1個でした。3月に2回事前調査を行ってから、本契約締結4月1日後の4~5月は3~4名体制で実施し、巡視内容等を協力インストラクターに体験していただき、8月以降は1~2名体制で展開していきました。

結果は、契約前の2月から契約後を含め合計18回協力者数40名で令和4年を終わりましたが、最盛期の10月16日(日)12時~14時30分に釣り解放区から元時空間裏まで全区域一帯の調査を行い、解放区98名と区域外122名総数220名の釣り人を確認しました。

当日の釣りの主な種類は、解放区ではルアー15人、ハゲ10名、サビキ20名、ぶっ込み4名、サヨリ4名他で、解放区外はルアー12人、ハゲ39名、サビキ15名、ぶっ込み2名、サヨリ5名落とし込み2他でした。

また、ライフジャケット着用者数は、両区域を合わせ10人で残念でした。

(報告 事務局物部)