令和2年度 公認釣りインストラクター大阪講習会と試験を開催

今年度も大阪会場は、ヒューマンアカデミー大阪心斎橋校で3月21日(日)に開催されました。

新型コロナウイルス感染防止のため、当初は12月13日(日)でしたが1月10日(日)に延期され、やっと3月21日(日)に16名の受講者で行われました。担当のインストラクターは、3回もの日程変更があり、協力者変更を余儀なくされましたが計画通りの人数で当日を迎えました。

受付時にマスク着用の確認と検温、手の消毒を行い会場に入場して貰いました。

また、実施内容も変更され以前2日間で実施しされていたが、1日で試験まで出来るように改定されました。

主催元の一般社団法人全日本釣り団体協議会専務理事、綿井良隆氏の挨拶から始まり、ガイダンスをJOFI大阪事務局次長の室井正行氏から説明の後、9時15分から水産庁沿岸遊漁室釣り人専門官小川一人様から釣り人に関連する法規漁業関係の改定内容」を主題テーマとして「遊漁のルールとマナー ~海と川、魚との付き合い方」クロマグロの資源管理について「遊漁の現状」「遊漁におけるクロマグロ採捕量調査」「現在の取り組み」「今後の対応」また、「新たな資源管理の推進に向けたロードマップ」そして最後に罰則が強化された「沿岸密漁の対策について」等ついて、遊漁者である我々に直接影響のある講義が90分行われ、釣り人が苦手としている、なじみの少ない難しい授業でしたが静かに聴講されていました。最後に受講者から、遊漁者が釣れた魚を業者に販売することの是非の質問等があり種々議論されていました。

休憩15分を挟んで、JOFIの大阪と奈良活動状況が説明され、釣りインストラクター試験に合格されたら、各県のJOFIに加入していただき、釣り文化の継承や自然保護活動を一緒に協力されるよう依頼しました。

釣りインストラクターの心得として「釣り文化の継承と釣り指導の知識」をJOFI大阪事務局長物部胤三氏から60分の講義が続きました。

この部分が大きく変わった所で、受講を申請された方に教科書を送付し、基本的な釣り具の歴史と進歩等「釣り具の知識」や「海釣りの概論」及び「内水面の釣り・流水域と止水域」等を送付された教科書により事前に予習を行い、この講習会試験を受講されることになりました。

当日プロジェクターを使用しながらの説明予定でしたが、パソコンかプロジェクターが作動せず、口頭での講義となってしまいましたが、事前に予習された方の知識が大きく影響する所です。

また、恒例となっていました、昼食後の12時30分から先輩釣りインストラクターの協力で、実技に出題されそうな課題についての補習講習は、三密になりやすいので中止となりました。

昼食を含み1時間の休憩後、13時から14時までの試験については小川俊幸インストラクターから詳細の説明があり実施されました。

30分経過後の退席可能な経過時間を過ぎると多くの方が退席されました。

休憩15分があり、論文を開始しましたが議題に対して60分一杯の時間をかけて、自分の釣りに釣り組む姿勢や釣りインストラクターへの期待感を用紙一杯に意見を書かれていました。

プログラム最後の、実技を含む面接試験が行われました。面接員は綿井良隆専務理事と辻哲男JOFI大阪監事、奈良JOFI代表窪悟氏と髙木博文JOFI大阪事業部長が行い、時間をかけて受講生一人一人と向き合った丁寧な面接が実施されました。全ての受講を終了されたから期待と不安を抱きながら帰路へ向かわれました。   (報告者 西谷文秀)