令和6年度 公認釣りインストラクター講習会&試験を大阪で開催
2年ぶりの公認インストラクター講習会&試験が12月8日(日)に開催されました。会場はヒューマンアカデミー大阪心斎橋校1101号教室です。
受講申込み者は海面10名、内水面6名の16名で、北海道から2名、福岡県1名、高知県1名、広島県2名と遠隔地の受講が目立ちました。地元大阪府からは4名受講申込みがありましたが、1名欠席され3名となり、受講生は15名で実施されました。
主催の全日本釣り団体協議会理事 綿井良隆氏の挨拶の後、JOFI大阪とJOFI奈良それぞれの活動現状を説明。各県のJOFIに加入していただき、釣り文化の継承や自然保護活動を一緒に協力されるよう依頼しました。また、当日のプログラムをJOFI大阪広報部次長の室井インストラクターから説明。他府県からの受講者が多いことから、御堂筋付近や建物内の禁煙などについても詳しく解説しました。
9:45から11代目の水産庁沿岸遊漁室釣り人専門官 尾坂利汐人氏による「釣り人に関連する法規」を主題テーマとした講習がスタート。クロマグロの資源管理については、「遊漁の現状」「遊漁におけるクロマグロ採捕量調査」についての「現在の取り組み」「今後の対応」「新たな資源管理の推進に向けたロードマップ」と、最後に罰則が強化された「沿岸密漁の対策について」等について、遊漁者である我々に直接影響のある講義が80分にわたりおこなわれました。難しい授業でしたが、みな静かに聴講されていました。最後に受講者と聴講者から、遊漁に関する各種の質問等があり、活発な議論もおこなわれました。
10分の休憩後、JOFI大阪事業部次長 小川俊幸氏から釣りインストラクターの心得として「釣り文化の継承と釣り指導の知識」をモニターを使いながら70分間講習。当講習は、受講申請された方に教科書を事前に送付し、基本的な釣り具の歴史と進歩のほか「釣り具の知識」や「海釣りの概論」、「内水面の釣り・流水域と止水域」などを予習していただくもので、事前の準備が大きく影響するところです。
昼食を含む1時間の休憩後、13:25からは1時間の〇×試験。30分経過後の退席可能な時間になると多くの方が提出、退席されました。
14:35からの論文試験では60分の制限時間いっぱいをかけてみなさん、釣りに取り組む自身の姿勢や釣りインストラクターへの期待を試験用紙に綴られていました。その後の面接試験は遠方からの受講者を優先して実施。面接官は綿井良隆理事とJOFI大阪副代表の髙木博文氏、奈良JOFI代表の窪悟氏とJOFI大阪副代表の物部胤三氏が担当し、受験動機やこ釣りインストラクターとしての目標などを尋ねる丁寧な面接をおこない、すべてのプログラムが滞りなく終了しました。
(報告者:西谷 文秀)