類塾 子ども釣り体験教室をサポート

9月16日(日)、大阪府泉南郡岬町の淡輪ヨットハーバ桟橋をお借りして、小学3年生から中学3年生47名が参加した子どもサビキ釣り体験教室がおこなわれました。

主催は、(株)ライフサポート関西。共催は岬町観光協会淡輪ヨットハーバ、協賛が日本釣振興会大阪府支部です。早朝4時30分に、大阪の自宅を出て一路、元気一杯泉南へ。泉南の海の背後には標高858mの和泉葛城山がそびえ、ブナ林が海に自然のめぐみをほどこしています。気温予報は、朝8:00で30℃。昼は34℃まで上がる快晴で、参加者の熱中症が心配でした。自分のことは自分で注意するのが釣り人ですが、こまめな水分補給を指導する必要がありそうです。

8:00より開会式。主催者挨拶の後、JOFI大阪から熱中症への注意と「魚とのふれあい、自然とのふれあいを楽しんでください」と挨拶。さらに危険な魚(クサフグの毒、アイゴ、ゴンズイ等ひれの毒バリ)に気をつけよう! わからない魚や釣りの疑問は、インストラクターに聞くように! と指導しました。また、開会に先がけて参加者にライフジャケツトの着用方法を指導し、釣り場に竿、リール、仕掛けのセットを人数分用意。

開会式後に生徒7人を1斑として、インストラクター1名と指導の先生1~2名で指定の場所へ。途中、一人一人が竿、リール仕掛けのセットを受け取り、班ごとの指定場所まで行きました。実釣開始早々、「先生、魚が釣れた早く、こっちに来て魚がさわれない」と悲鳴。トングで魚をつかみ、子どもに魚を手でさわらせると「さわれた!やばい! 私も生きた魚がさわれた!」。「すごいすごい」とほめると、がやがやわいわい釣り場は釣れまくり。「先生!先生!」とインストラクターを呼ぶ声と質問が多くなり「この魚の名前は?」「毒があんの?」「さわってもだいじょうぶ?」とインストラクターは忙しく、嬉しい悲鳴が上がりました。釣果はハゲ(10㎝)、グレ(18㎝)、マダイ(10㎝)、イシダイ(18㎝)、アジ(18㎝)等。危険な魚はクサフグ(10㎝)、オコゼ(5㎝)、ガシラ(12㎝)、アイゴ(12㎝)。また、オセン(8㎝)が特に多くつれました。

「先生、ハリが刺さった!」と呼ばれた時は驚きましたが、服の袖に刺さっていて、ラジオペンチとハサミで切り取り、大事にはいたりませんでした。

全参加者が魚を見ることができ、魚をさわることができました。また、釣った魚は昼食のバーベキューで料理するので全員持ち帰りました。

11:00に釣り終了。アミエビが釣り場にへばりついていたので、生徒、指導者全員で協力し、デッキブラシで掃除をしました。生徒は自分で使った竿とリールを洗い場で水洗いし、ウエスで拭き、乾かしました。

11:30にはインストラクターも終了。参加者全員、体の異常もなく、釣具による事故もなく、無事故で終了することができました。

嬉しいことに来年も釣り体験教室に参加したいと、生徒が叫んでいました。

(報告者:高木 博文)