令和4年度水中清掃「二色浜公園貝塚人工島」
2022年10月15日(土)、日本釣り振興会大阪府支部が定期的に主催している水中清掃が貝塚人工島南端沖向きの通称「プール」で開催され、協力のためインストラクター3名で参加してきました。
現地に9:00集合。10:00から水中清掃の予定ですがそれまでの間、陸上のゴミ拾いをおこないました。ゴミでとりわけ目立ったのが、空き缶やペットボトル、アミエビの袋、コンビニ弁当などが詰めこまれたビニール袋。それが一か所にまとめて山積みになっていました。ほとんど釣り人が出したゴミと思われ、本当に各自で持ち帰ってほしいところです。そのほか、テトラポット周りには、ペットボトルを中心にとてもではないけれども拾いきれないゴミが散らばっている状況でした。
朝から釣りをしている人たちに「水中清掃の実施」を呼びかけ、場所を開けてもらい10:00過ぎからダイバーが水中へ。海中は白濁りがきついようで、視界があまり効かず、手探りのゴミ回収となり、効率がなかなか上がらないようでした。それでも最終的には、総計30kgを超えるゴミが海中から回収されました。
ゴミの内訳は、竿21本、リール8個、水汲みバケツ21個、アミカゴ83個、ルアー類46個、オモリ類28個、餌木29個、ハゲカケ針3個、浮き10個、椅子1脚、ケータイ電話1個。そのほか、釣り糸も多数。総重量は34kgでした。
前回参加した尾崎漁港での水中清掃は、釣り人があまり入っていないエリアで、釣り関係のゴミもほとんどありませんでしたが、今回は一転、釣り人が絶えないエリアでの清掃でしたので、釣具が多く回収されました。竿やリール、水汲みバケツなどは不注意で水没させたのだろうと想像できますが、それにしても予想外に量が多く、驚きました。また、海中に残されたゴミにルアーや仕掛けが引っ掛かり、糸が切れ、またそこに引っ掛かりといった悪循環が引き上げられたゴミから証明された感じです。
いつでも気持ちよく釣りができる環境と、いつまでも釣りができる釣り場を守るためには、やはり、ゴミに対する意識をもっと高めなければならないと痛感させられる一日となりました。
(報告:事務局 室井)