弘済会みらい・のぞみ園 秋の釣り教室

毎年、大阪南港魚釣り園護岸での実施が恒例となっている弘済会みらい・のぞみ園 秋の釣り教室ですが、今年は防波堤工事の関係で釣り場が半分以下に制限されており、ある程度まとまった釣り座の確保が困難な事情から止むを得ず堺市の「堺浜 海釣りテラス」での実施となりました。

数日前までは雨模様が続いていましたが、当日は快晴。ここ数年の傾向どおり、晴れると10月とは思えない暑さです。

10:00より開会式。釣り教室を主催していただいている日本釣振興会大阪府支部と木田役員、太井事務局長のご紹介に続き、熱中症や危険な魚を含めた注意事項など、安全にまつわる簡単な講習をおこないました。なお、ライフジャケットは海辺から離れた駐車場からの着用と、実釣中は脱がないことを徹底しました。

釣り場の足元の水深が乏しい(満潮時でも2.5~3m程度)ことから予想していましたが、サビキ釣りはやはり厳しい状況(ほぼ無反応)。反面、保険として用意していた、少しキャストが必要なサヨリ釣りは順調です。そこで何名かのインストラクターが仕掛けを投げ入れ、魚を掛けてから竿を子ども達に渡して魚の引きを楽しんでもらうようにしました。釣りに慣れてきた頃には、自分でキャストし、魚を釣ることができた中・高校生の生徒もおり、サビキ釣りばかりでなく、違う釣りを体験する良い機会になったのではないでしょうか。

結局最後までサビキ釣りの悪状況は変わらず、子ども達には少し残念な1日となりましたが、それでも諦めないで時間いっぱいまで、一所懸命にがんばる子たちの集中力はなかなかのものでした。また、あまり目にする機会のないサヨリには興味津々で、バケツに生かしたサヨリを眺めたり、つかんだりして楽しむ子たちもたくさんいました。

閉会式後には「また来年も」と手を振ってくれる子たちもおり、工事の終わった大阪南港海釣り園護岸で来年こそは、「釣れる」サビキ釣りをみんなで楽しめればと思います。

園のスタッフからも「来年もよろしくお願いします」とのお言葉をいただくと共に当日の夜、今後のインストラクター活動の励みにもなるような以下のメールをいただいたので全文掲載しておきます。

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お疲れ様です。

弘済のぞみ園の岸田です。

本日は釣り教室で子ども達に貴重な体験を提供していただきましてありがとうございました!

実釣中の子どもたちも非常に楽しんで体験させていただきました。

また帰ってからサヨリなどは天ぷらにして参加児童で実食させていただきました。みんな自分で釣った魚は普段給食で出てくる魚より美味しいと嬉しそうに食べていました。

一日通して普段はできない経験をさせていただきました。

ありがとうございました!

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協力インストラクターのみなさん、おつかれさまでした。

みなさんのおかげで、釣り教室を無事、無事故で終えることができました。

来年もよろしくお願いします。

※園の生徒のプライバシー保護の観点から、一部画像にぼかしを入れております。

※画像の無断転載厳禁。

(報告者:室井 正行)