令和6年度親子ふれあい釣り教室は大阪北港舞洲大橋下岸壁で実施

毎年開催している大阪南港魚釣り園護岸では来年3月まで防波堤建設工事がおこなわれており、釣り場が半分以下に制限されています。そのために今年は、参加者に釣りを安全に楽しんでもらえるよう、開催地を大阪北港舞洲大橋下岸壁に変更して実施しました。スクール生12名と保護者や兄弟等が7名参加、指導者5名とインストラクター7名の総勢31名での開催です。

当日は時々太陽が顔を出す程度で最高温度も29.6℃、最低気温が24.9℃で風も少し感じる程度で釣り日和でした。7:30に集合し、20名が一緒に釣れる場所を先客の釣り人に説明し移動してもらったり、草刈りなどをして釣り場確保し、仕掛けを竿にセット。吸込みバケツや手洗いバケツ等を4班に分けて設置し、到着を待ちました。

マイクロバスが9:00前に到着。護岸には安全防止の柵等が設置されていないため、早速ライフジャケットを全員着用してもらい、主催者側の挨拶の後、川嶋インストラクターが本日のプログラムや行動範囲等説明を説明。危険な魚の写真や「すきすきフィッシング」を活用しながら簡易な釣り教室を東田インストラクターがおこない、特に「ハオコゼ」や「バリコ」等の魚を丁寧に説明しました。その後、班別に分かれて各担当のインストラクターの指示で釣り開始。

最初は、アタリもありませんでしたが、時間とともにアミエビが効いてきたのか「サッパ」やさらには「サバ」も見られるようになり、魚との知恵比べをしながらやり取りを楽しみました。また、ボラが掛かり大騒ぎもありましたが、ハリス切れで釣り上げられませんでした。でも子どもには、一生忘れられない思い出として残ることでしょう。

11:45になり昼食休憩に入りましたが、子ども達はやめることなく釣りをしていました。食事をとるよう指導してやっと家で作ってもらった弁当を食べていましたが、釣りが気になって食事どころでなかった子どももおり、インストラクターの食事休憩も順番性にしたため、予定の1時間より少なくなってしまいました。

午後からもサバとの格闘を楽しまれていましたが、インストラクターは翌日にも釣り教室があり、南港魚釣り園護岸で竿やバケツ、ライフジャケツトを清掃する作業もあったことから、14:00には釣り場の清掃等の後片付けをおこないました。

参加者の中には、初めて生きた魚を触った子もおり、みんな、釣り竿への魚信に満足されたようでした。唯一残念だったのは毎年閉会式で聞く参加者の言葉を聞くことができなかったことです。

南港魚釣り園護岸での清掃作業も全員で実施し、無事に、翌日のボーイスカウト釣り章考査会に釣具を引き継ぐことができました。みなさま、本当にごくろうさまでした。

(報告者 川嶋 昇)