淡輪漁港の水中清掃に参加
2022年5月14日(土)、日本釣振興会大阪府支部主催の「淡輪漁港水中清掃」に、インストラクター4名で参加しました。
前日まで結構な量の雨が降り続きましたが、当日の朝には上がり、曇り空の心地よい気候となりました。雨量の割には海の濁りもなく、水中作業の視界も良さそうでしたが、港内に海藻が多く、少し作業の邪魔だったとのことでした(魚介類の生息環境としては良さそうです)。
10:00定刻通りに開会式がスタート。日本釣振興会大阪府支部・橋本俊哉支部長の挨拶や釣りガールとして釣り番組などで活躍中であり、陸上作業の応援に駆けつけたタレントの高本采美さんの紹介などの後、10名のダイバーによる水中清掃が始まりました。
私たちを含む陸上サポート19名は2班に分かれ、ダイバーが回収した海中のゴミを引き揚げる作業を担当。中には、タイヤや水を吸った大きなマット(カーペット)類、護岸から脱落した防舷材など非常に重いものもあり、引き揚げにひと苦労する場面もありました。
1時間の水中清掃で回収された中で目立ったのはやはり、ペットボトルや空き缶類でしたが、意外に少ない印象でした(ペットボトル8本、空き缶72本、ビン類9本)。釣具関係は竿(8本)、リール(3個)、サビキカゴ(7個)、タコジグ(5個)、竿受け三脚(4本)、水汲みバケツ(3個)、魚掴み(3本)、撒き餌杓(2本)、天秤おもり(1個)でした。釣り糸や仕掛け、ルアー類など、根掛かりが原因で放置されたものは少ない反面、不注意で落水させたものが意外に多いようでした。特に、竿が8本もあったのは驚きでした。他には、折りたたみ椅子やワイヤーくず、変わったところでは電子はかりやタブレットが回収されました。
ゴミの総重量は約140kg。釣り人の多い波止のまわりを水中清掃すれば、ゴミの内容も釣り人によるものが多くなる可能性もあり、興味深いところですが、釣り人の目の前を水中清掃するわけにもいきません。また、辻会員が漁港内のゴミ拾いをおこない、空き缶やペットボトル、タバコの吸い殻などを回収
しましたが、こちらも思ったほど多くはないようでした。
これからも、こういった機会があれば参加協力し、釣り人の立場からゴミ問題を考えるとともに、未来に釣り場を残すための手助けになるような活動を続けたいと思います。
(報告:室井正行)