大阪府泉南郡忠岡町の 社会実験第一弾「忠岡新浜緑地・新浜護岸」での アーバンアウトドア&フィッシングフェスに出店

「忠岡町社会実験プロジェクト」は、町内の緑地やオープンスペースを、今後日常的に人が集い、忠岡町の魅力発信につながる賑わい空間としていくために、住民や民間事業者による多様な活用可能性を検証し、「みどりの基本計画」における公園・緑地の政策方針へと反映するために実施されまた。

「忠岡新浜緑地」は、忠岡町の臨海部に位置し、芝生広場、豊かな木々が配された散策道を有した公園で、今回は隣接する「新浜護岸」との一体的な活用可能性を検討されました。

社会実験では、令和3年11月20日(土)〜21日(日)において、上記の趣旨に賛同し、忠岡新浜緑地及び隣接する新浜護岸の活用に取り組む住民や事業者を募集されました。

この社会実験の実施結果については、住民ニーズや事業者の営業活動の実態把握、今後の施設活用にあたっての条件整理等に役立て、今後のより豊かな忠岡新浜緑地及び隣接する新浜護岸の活用方針へと反映される予定です。

全日本釣り団体協議会から、大阪府忠岡町役場産業まちづくり部が「新浜護岸でフィッング等の社会実験」を行われるとの連絡があり、私達JOFI大阪も、大阪湾の釣り場拡大を望んでいることから、現在閉鎖されている釣り場の解放や、釣り公園を設置するための条件等を提案できることから出店することを決定しました。

 

今回の出店には「釣りを安全にする講習会」を企画し、「釣りに少し興味を持っておられる人」「釣りを始めたいがどうすれば良いのかを考えている人」「釣りに行ったが上手く釣行出来なかった人」を対象に開催しました。

内容は、「釣りの基本マナーとルールの習得」「危険な魚種と釣り人の事故発生内容」「大阪湾水質からの問題意識喚起」最後に実習として「八の字結び・電車結び・サルカンと糸の結び方」等を、午前と午後に1回各会ともに実習を予定したので、定員10名とし1日の受講者数20名で計画しました。

 

・20日(土)の状況

会場は、新浜護岸の釣り場に設営されたので、釣を楽しみに来られた人達がブース前を通過されるだけでなかなか受講者は見つかりませんでしたが、松林や岸壁

を散策されている方に声をかけ、13名の方に受講して頂くことが出来ました。

20日終了後、来園者は釣り場へ来られる方が少ないので、協力インストラクターと反省会を行い、講習会場を釣り場からイベント会場へ移動することやフィッシングマックス様のネットで申込された初心者の方に受講してもらうなどの提案がありました。

忠岡町責任者やイベント責任者と協議を行い、21日(日)はイベント広場で実施することとしました。

 

・21日(日)の状況

21日(日)も9時集合、早朝からテントの設営等会場の準備でおわれましたが、天気は秋晴れですがすがしい朝でした。良い天気で多くの人が來園されると予測しましたが、10時頃になっても予想を少し下回る来園者でした。

事前の予約する人はありませんでしたが、呼び込みで5名の受講者がおられたので、11時から一回目の講習会を開催しました。

開催と同時に、予想外の受講問い合わせや申し込みが多数あり、定員の10名に達してしまいました。

午後部の講習会の方法を変更し、家族や友人グループごとにインストラクターが説明を行うようにし、定員をオーバする15名の方に説明をすることができました。

受講できなかった人が15時前に来られ、長時間インストラクターとの質疑をされたリ、実習での電車結びが完全に出来るまで受講されている方もありました。

最後の講習会ではグループごとに対応したので「資源管理」遊漁者のクロマグロ釣果状況「資源保護」大坂湾での小型魚の再放流「ゴミ問題」SDGsの海底ゴミやマイクロプラスチック、大阪湾の水質等の問題まで拡大し意見交換をすることが出来、釣りをされない方も遊漁についていろいろな意見をお持ちの方が多いのに、気付かされた大変有意義な両日でした。

21日(日)の水質調査は、場所移動等の関係から実施できませんでした。

後日、来日園者数を確認したところ、20日(土)の來園者は480名、21日(日)は500名とのことでした。

(報告 事務局 物部)

 

・11月20日(土)協力インストラクターから報告

 

自宅を妻と一緒に8時出発、イベント参加は忠岡町が初めて社会実験

を行う「アーバンアウトドア&フィッシングin忠岡町」に、水質調査を行うため、現地の忠岡新浜緑地の駐車場で9時の集合です。8時50分頃に到着し、本日「釣りを安全にする」講習会を実施するインストラクター5人と合流し、忠岡町役場から借用した机や椅子と持参した

テントなどの備品を海沿いの護岸に設営を開始し、講習会場は9時4分前に完成したので、9時45分からの全体での朝礼に参加しました。

体制を整えて受講者を待ちましたが、1時間ほど待ちやっと一組の小生5年生3人と壮年1人の4名で、小川インストラクターが講師となって、安全な釣りはどうしたら出来るのかを「正しいライフジャケツト着「危険な魚」「釣り人の水難事故」「海の救急電話番号118」等を説明後実習となり他のインストラクター3名も協力して、4名に「八の字結「電車結び」「針と糸の結び方」他を指導しました。

やっと私の水質調査で、いつもは解放されていない一段低くなった釣場所へ移動し始めました。

水質調査は、趣味の釣りの一部で「海水の状態を知る」「魚がどのように生きているのか」を探るためにす。

初めは、調査場所の環境確認をます。

天気で「晴れ」温度は「21度」風は「ナギ」波は無く穏やかです。続いて、海水を採取し表層の温を調査、18.5度で低層は水深6mあり19.0度、次は透明度で3.5㍍、海の色は緑っぽく「海の水色見本シート」NO60番で、塩分濃度を手作りの計測し表層24‰(パーミル=海水1㎏中に溶けている塩類のグラム数表示)一般的には30~35‰で、大阪湾の塩分濃度は薄いと思います。

続いて水素イオン濃度(pH)は異常要素の流入等の調査で、反応時間が20秒必要、一般的には比色表の7が中性で、1~6が酸性8以上をアルカリ性の海水といわれていますが、調査内容は8.0~9.0の状態で少しアルカリ性でした。

最後は、溶存酸素(DO)水に溶けている分子状の酸素のことで、水の浄化作用、魚や水生生物の生息に必要です。汚染された水ほど溶存酸素量が少なくなる傾向があり、比色表の4以下は危険信号です。

釣り場の状況は、水温が低い朝11時頃まで6.0~8.0㎎/Lで、水温が高くなる14時頃は9.0㎎/Lでした。

少し専門的な調査なりましたが、参加者の感想は釣り教室及び水質調査に参加して、丁寧な説明があり釣りのことや魚の泳いでいる層などが良く解かった。

魚を釣るために、釣り道具とエサを持って行けば魚は簡単に釣れると思っていたが、これからは水温や潮汐等を知ってから、釣りをしてみたいです。

「有難うございました」との言葉をいただきました。

調査を行って私が見た感想は、忠岡町新浜護岸の釣り場は「塩分濃度」「pH」「DO」ともに良好といえます。魚が多く集まるのが当然で良く釣れるであろうとの感を受けた。

残念なのは、20日(土)は13名の講習会への参加者で目標の20名にならなかったことです。

以上 (報告 髙木)

 

 

 

 

後   日   連   絡

 

忠岡町役場から

12月1日(水)15時30分~17時まで「振り返りミーティング」の案

内が、29日(月)にありました。

 

JOFI大阪として

事務局は出席者をあたりましたが、可能なインストラクターが選出できず、

代表と検討し今回の参加は不参加としました。